こんにちは、hiroです。皆さんは、文章を書く時にこんな悩みを抱えた経験はありませんか?
- 文章を書こうとすると、固まってしまう
- 自分の気持ちをうまく文章にすることができない
- もっと上手に文章を書きたいけど方法が分からない
システムエンジニアとして10年以上働き、プログラムコードと一緒に大量のドキュメントを書いてきた私が断言します。
実はこれ、頭のなかの「ぐるぐる」を翻訳をすれば全部解決できちゃいます。
今回は、ベストセラー作家の古賀史健さんの著書「20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本から、文章が苦手な人の悩みを解決するヒントを紹介します。
文章が書けない原因は2つしかない

まず、文章が書けないと悩む多くの人が抱える問題のほとんどは、以下の2つに集約されます。
- 文章を書こうとすると、固まってしまう
- 自分の気持ちをうまく文章にすることができない
①は、文章を書き始めるスタート時点でぶつかる壁で、②は文章を書き始めたあとにぶつかる壁ですね。
自分がまず何から書いていけばいいのかと固まってしまう人、書いてみたものの、仕上がった文章が自分の伝えたいこととは違うものになってしまう人。
おそらく、文章が苦手で悩んでいる人のほとんどが、この2つの問題を抱えているのではないかと思います。
では、これを解決する方法を確認していきましょう。著者の古賀史健さんは、以下のように解決策を提示しています。
- 自分の気持ちを書くという意識を捨てる
- 頭をぐるぐると駆けめぐっている、言葉ではない何かを捉える
- 書くことをやめて「翻訳」してみる
詳しくみていきましょう。
その気持を「翻訳」しよう

文章というのは、自分のあたまの中にある言葉以前の何か(思いや感情)を翻訳する作業です。
この本では、頭の中を駆けめぐる思いや感情を「ぐるぐる」と表現しています。
文章を書くには、「書くこと」ではなく、このぐるぐるを翻訳するという意識付けが大切になってきます。
例えばですが、今この記事を書いている私は、頭のなかのぐるぐるを翻訳しながら文章を書いています。
頭の中では、
- どうやったら文章が苦手な人に、具体的な解決策を提示できるだろうか?
- 著者の主張を噛み砕いて伝えるには、どんな表現がわかりやすいのか?
- 本の内容をもっと身近に感じてもらうにはどうしたらいいか?
みたいなことを考えています。
これが、ぐるぐるの一例ですね。
では、どうやって翻訳していくのか、その具体的な技術を学んでいきましょう。
文章はリズムで決まる

翻訳の技術を習得する上でまず覚えておきたいのが、リズム(=文体)です。
- センテンスの切り方
- 句読点の打ち方
- 改行のタイミング
文章のリズムや文体という話がでると、上記のことを連想する方も多いかと思います。
しかし、著者が主張している「リズム」とは全くの別物です。
それではもう少し詳しく、文章のリズムについて考えていきましょう。
- ①リズムの悪い文章 = 読みづらい文章
- ②リズムの良い文章 = 読みやすい文章
①:リズムの悪い文章とは、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしく、支離滅裂な主張をしている文章。
②:リズムの良い文章とは、論理の軸がバッチリ定まって、論の展開がうまく支離滅裂なところがない文章。
こんな感じで理解すると良いですね。
要するに、読みやすくて良い文章というのは、「論理展開」がしっかりしている文章ということです。
逆に、読みづらい悪い文章というのは、「論理展開」が破滅しており、支離滅裂な主張をしているということです。
長くなってきましたが、引き続き本書のエッセンスを紹介しながら、文章が苦手な人の悩みを解決していきますね。