こんにちは。Hiroです。
早速ですが今日は、「定時退社するコツ」について書いていきますね!
プライベートも充実させたいという思いから、ここ1年ほどは「業務効率化・仕事術」に関する書籍を多く読んできました。
書籍からの学びと、実際に自分が仕事に取り入れて効果のあった手法をお伝えします。
僕自身の月の平均残業時間は10時間ほどなので、そこそこ定時で帰れているかなと思っています。
目次
定時退社のコツが分からなかった過去の自分

簡単なこと、それが分からなかった
仕事には「納期」がありますね。だから皆その納期に間に合うように計画を立て、その期限までに成果物を形にしていきます。
世の中に色々な仕事はあるかと思いますが、大体の仕事はこの一連の流れで回っていますね。
でも、ここ最近まではその簡単な仕組みを理解せずに仕事をしていました。
納期を意識すると仕事のやり方が変わってくる
仕事とは本来、「納期に間に合わせて成果物を納品する」だけで完結します。
なので、現在の僕が大切にしていることは
「今やることは何か?」
ではなくて、
「納期に間に合うように、今のうちにやっておくべき事は何か?」です。
何が違うんだ!ってツッコミもありそうですが、大切なことはこれです。
「今やることは何か?」という問いを自分に投げかけていると、今やることだけが頭に浮かんできます。
そうではなくて、「納期に間に合うように、今のうちにやっておくべき事は何か?」という問いを自分に投げかけると、納期に間に合うような仕事の段取りが頭に浮かんできます。
難しい答えを求めるよりも、自分自身にシンプルな問いかけをすること。
これを意識するようになってからは仕事におけるゴールに迷わなくなってきました。
だからまずは「納期」を一番に
定時退社するにも何も、まずは仕事において達成すべきことを念頭においておき、その上で日々の業務に取り組みましょう。
定時退社しても、自分が守るべき「納期」を置き去りにしたら、それは価値のない仕事になってしまいますね。
逆に「納期」さえ遵守してしまえば、定時退社しようがその人の自由では無いでしょうか?
毎日残業してるけど
「いつも納期ギリギリの人」よりも、
毎日定時退社だけど
「納期にゆとりをもって成果物を仕上げる人」
では、圧倒的に後者のほうが周囲からも好かれます。
それだけ余裕があれば、周囲への気配りとフォローも出来ますね!
チームで働く以上、周りの負担を楽にすることも自分の仕事だと捉えることが大切だと思います。
定時で帰る人は始めから『帰る時間』を決めていた!?
さて、それでは本題の「定時退社のコツ」についてご紹介します。結論はこれですね。
「帰る時間を決める」
帰る時間が17時なら、あなたは17時には帰ります
ここで一つ、面白い法則をご紹介しますね!
あなたは、『パーキンソンの法則』というものをご存知でしょうか?
以下は、ウィキペディアからの抜粋となります。
パーキンソンの法則は、1958年、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則であり、主に以下の2つの法則がある。
- 【第1法則】仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 【第2法則】支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。
参考:パーキンソンの法則
例えば、ある公共事業では2年間で橋を作るとします。
その公共事業で橋を作るためにかかる時間はどれだけかというと、与えられた時間の2年間です。
これは橋を作るためにかかる時間が絶対に2年かかるという事ではなく、2年間の時間が与えられたから2年かかるのです。
パーキンソンの法則が提唱するように、仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨れ上がっていきます。
仕事量は与えられた時間に比例する
極端な話をしてしまうと、軍隊が何かしらの特殊な状況下で同じように橋をつくる仕事を与えられた場合、それは2日で完成してしまいます。
なぜならば、その時に与えられた時間が2日しかないからです。
もちろん、全く同じような橋の作りにはならないでしょうが、与えられた時間が2日であれば、その時間内で完成するような橋を作るしかありません。
自分がなんとなく「今日は20時までかな?」と考えていれば、その日の仕事は絶対に20時まで膨張します。
20時に帰ると決めていたのに「気づいたら19時には終わっていた」なんてことは、あまり無いかと思います。
逆に今日は用事があるから
「遅くても18時には帰る」って決めていた日には、
その日の仕事は絶対に18時までに終わるような仕事量になっています。
きっとあなたにも、そのような経験はあるかと思います。
また、僕がいくつか読んできた業務効率化の本の中でも、
「帰る時間を決める」
というやり方が、シンプルかつ強力な手法として紹介されていました。
実際に僕自身、帰る時間の目安を「17:45」と明確に意識するようになってからは、自然と定時退社できるようになってきました。
一日のゴールを明確にして、毎日ゴールを目指して走るだけ。
帰る時間を決めた後は、その日のゴールを決めて帰る時間までに仕上げていくだけです。
時間が決まっているので、その日に出来ることは限られてきますね。そうすると今度は仕事の『優先順位』を考えていきます。
仕事には納期がありますので、その納期に間に合うように、「今やっておくべきことは何か?」を考えて優先度の高い業務から取り組んでいきます。
逆にいえば、優先度の低い業務は「時間内に終わらなくても問題ない」という状況を自分で作り出すことが大切です。
【応用編】経験不足やスキル不足で仕事が終わらない時はどうする?
ここまで長々と書いてきましたが、
「それは分かったけど実際に経験不足やスキル不足で仕事が終わらない場合はどうするんだ?」
という質問が出てくるかも知れませんね。
残念ながら、これに対する的確な答えは持ち合わせていません。
しかし、以下のようなことを意識しながら仕事を進めることで改善していくことは可能だと思います。
経験不足で分からないことを「わかるようになるには?」
経験不足や初めて携わる業務では、分からないことが多々ありますよね。
そんなときはいたずらに悩んでいても解決はしません。「分からない」という問題を解決するのは、「分かった」という状態になることです。
なので、分からないままの状態でいくらその先の問題を解決しようにも、その答えは分かりません。
だからまず、経験不足などで分からない状態のときは、すでにそれを分かっている人に素直に聞きに行くことが大切だと思います。
もし聞ける人がいない状況なのであれば、仮説を立てて自分で考えるしかありません。
僕は職業柄、物事を論理的に考えていくことが求められる環境の中にいますが、そこでもよく仮説を立てて問題を解決していきます。
仮説から問題を解決していくことの大切さは日々感じますし、仮説思考に関する本からの学びも多くありました。
「仮説思考」に関しては、以下の本がとてもおすすめですよ!
以下の参考記事は無料ですぐに読めるので、良かったらどうぞ。
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スキル不足の場合
あともう一つありがちなのが、スキル不足ですね。
これはもう、自己学習で根本的な知識量を増やして自分のレベルを上げるしかないです。
少し話はそれますが、「欠乏」に注目したスキルアップ方法をご紹介しますね。
これは、「欠乏の行動経済学」という本に書かれていたことです。
人間はあるものごとに「欠乏」した状態になると、一時的にそのものごとに対する「集中力」が格段に上がります。
例えば、納期ギリギリの状態で仕事をしているとします。
そんな時は、他の会議に出席していても納期が迫っている仕事の事ばかりが頭に浮かんできたり、仕事が終わって家に帰ってからも片付けができなかったりします。
ある意味でこれは、そのものごとに「欠乏」した状態から起こる「集中」なので、その集中力が結果的には仕事を進める推進力になります。
本ではこれを、「集中ボーナス」と表現していました。
なので、本当の納期ギリギリの状態でスキルアップを図るのではなく、あえて自分で一定期間に業務を詰め込んで頑張ってみるのもスキルアップに効果的です。
スキルが足りてないなと思うのであれば、期間を決めて、その期間だけ思いっきり仕事に取り組んで見ましょう。
集中ボーナスがプラスされて、短期間でスキルアップすることができるかと思います。
人によっては、経験不足やスキルアップを補う方法や考え方は違うかと思います。
ただ、僕が知る限りだと、今のところのこの方法がベストだと考えています。
本の内容が気になった方は、ぜひ本も読んでみてください!
ここ数年で出逢った良書のひとつです。
以上、長くなってしまいましたが、定時退社するコツはこんな感じです。
最後に箇条書きで、今日ご紹介した内容を纏めてみます。
- 仕事は「納期」に間に合わせて「成果物」を納品する
- そのサイクルを理解した上で「納期」を一番に考える
- 逆に言えば「納期」を遵守したら「定時退社」してもOK
- 定時退社するには「帰る時間を決める」ーパーキンソンの法則を知る
- 帰る時間を決めたら「優先順位」を考える
- 経験不足の場合は素直に聞きに行く
- 自分で考えるときは「仮説」を大事に
- 仮説のない調査には「価値がない」くらに思ったほうが良い
- スキルアップには集中ボーナスを利用する
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。(_ _)