こんにちは、Hiroです。
早速ですが今日は、GitLabの本を読んでみたので、その内容をお伝えしますね!
僕が探してみた感じだと、Git関連の書籍は多くありましたが、GitLabの解説に特化した日本語の書籍は1冊でした。(2019/03/02現在)
技術的な内容だけではなく、プロダクトの思想的な部分も解説された本だったので、読んでいてとても勉強になりました。
長くなったので、GitLabが提唱する「ConvDev」については別記事を書きました!

本書の内容について
この記事のなかでも目次や本書の内容を少しでもお伝えしようかと思ったのですが、著者の方がご自身のブログで紹介記事を書いていましたので、書籍の全体像についてはそちらをご参照いただくのが良いかと思います。
おもしろき こともなき世を おもしろく-でぶおぷすアーキテクトのつぶやき
著者の記事から少しだけ言葉をお借りして、この本はどんな人が読むべきかをお伝えしますね!
ターゲット読者
Git初めてですという内容を掘り下げているわけではなく、チームでGitを使ってアプリケーション開発を行う方向けに解説をしています。
そのため、DockerやGitHubといったツールの概念は普通に出てくる感じです。
- これからGitLabをチームに導入しようと検討している方
- GitLabをGitのリモートリポジトリとしてしか利用できていない方
- GitHubからGitLabに移行したいと考えている方
- JenkinsからGitLab CI/CDに移行したいと考えている方
- GitLabの古いバージョンを運用していて、最近の機能を知りたい方
などなど
だそうです。
僕の場合はドンピシャで想定読者になっていたので、速攻で買いました。笑
本書からは、GitLabの知識が網羅的に学べますので、おすすめしておきます。
まだ読み始めて間もないので、GitLabの内部コンポーネントなどの理解が追いついていませんが、その辺りも少しずつ自分の言葉でアウトプットしていきたいので、また別記事を書いていきますね。
ということで、この記事では本当にGitLabの触りの部分だけですが、
「GitLabにはどんなプロダクトがあるのか?」
について、お伝えしたいと思います。
【無料で使えるGitLab CE】GitLab Inc. のプロダクトを紹介

GitLabというと、GitHubとの違いが気になるところかと思いますが、他のサイトなどでも詳しく解説されていることなので、ここでは説明を割愛しますね。
気になる方は参考サイトの方をご覧くださいませ。m(_ _)m
TECH::NOTE|テックノート
一言だけ書いておくと、GitHubがMicrosoftによって買収されたことから、GitHubに次ぐNo.2のポジションだったGitLabが注目され、これまで以上に多くの開発者たちがGitLabに流れてきたみたいですね。
GitLabを運用するGitLab Inc.
GitLab Inc. は2014年に有限責任会社として設立され、この辺りからコミュニティも成熟し、様々な機能開発も進んだそうです。
開発自体は2011年ごろからスタートしたみたいです。
書籍でも紹介されていましたが、日本でも1社だけが、GitLab Inc. と正式にパートナー契約を締結して、日本語サポートでのGitLabEE関連のサービスを展開しています。
クリエーションライン株式会社
https://www.creationline.com/gitlab
GitLab Inc. のプロダクト
GitLab Inc. はオープンソースのGitLabをベースにしていますが、有償のプロダクトなども用意しています。
GitLab Community Edition(GitLab CE)
オープンソースのコミュニティによって開発されている「無償のプロダクト」。
ユーザー自身での構築が必要だけど、Omunibusパッケージによる導入が可能で、比較的容易に構築できるみたいですね。
公式からも、ソースコードからのインストールではなく、このパッケージによるインストールが推奨されています。
詳しくは書籍に譲りますが、GitLabを初期の段階から導入されていた企業さんもいらっしゃるようでした。(GitLab CEの運用歴が6年もあるそうです!)
TechRacho – Ruby on Rails システム開発 情報サイト – BPS株式会社
GitLab Enterprise Edition(GitLab EE)
GitLab CEに大規模向けの機能が追加され、GitLab Inc.のサポートも受けられる有償のプロダクト。
日本語版サイトだと、以下のページから価格を確認することができます。
https://www.gitlab.jp/pricing/
GitLab.com
GitLabをSaaSモデルにしたオンライン上のプロダクト。無償からスタートでき、有償サポートを受けることもできるみたいですね。
GitLab.comへの登録手順を解説しているサイトもありました!
shuma_yoshioka’s diary
GitHost.io
専有型のプライベートのGitLabを利用できるホスティング型の有償プロダクト。
専有したリソースを使いながらも、設定から運用管理まですべてをGitLab Inc.にお任せできる。
上記で紹介したように、一言にGitLabといってみても、いろいろなプロダクトがありますね!
お試し導入なのであれば、まずはGitLab CEを選択することになるかと思います。
【最後に】GitLabを導入している有名企業ってあるの?

ありますね!
公式サイトなどでも紹介されいるそうですが、僕は英語が読めないので諦めました。笑
書籍の中では以下の企業が紹介されいました。
- SONY
- NASA
- Nasdaq
どこも大きな組織ばかりですね。
逆に、まだ中規模クラスの組織では導入が進んでいないのですかね?
ここら辺は調査不足でわかりませんが、とにかく今後はGitHubを抜き去るくらいの勢いで成長していきそうです。
それでは、本日は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました!