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【一瞬で文章力がUPする】接続詞のメリットと効果的な使い方

こんにちは、hiroです。皆さんは、文章を書くときにこんな悩みを抱えた経験はありませんか?

  • 文と文のつなげ方がしっくりこない
  • 説得力のある文章を書きたいけど論理展開がうまくできない
  • 接続詞の具体的な活用例が知りたい

文章を書く時は、よくこんな悩みを抱えますよね。私も悩んでいました。

でも、文章力は『接続詞』の使い方をマスターするだけで飛躍的に伸び、上記の悩みも一瞬で解決できます。

社会人歴12年、仕事柄これまで多くの文章を書いてきた私が断言します!

今回は、一瞬で文章力がUPする接続詞のメリットと効果的な活用方法についてご紹介します。

接続詞はウインカーである

まず、接続詞のメリットとは何でしょうか?

以下は、「接続詞はウインカーである」という例え話を用いて、接続詞の役割と重要性を分かりやすく解説しています。(本の抜粋)

人は先を予測しながら文章を読んでいます。

次にくる文章や次の展開を的確に予測できれば、内容が理解しやすくなり、読み進めるスピードも速くなるからです。

逆にいえば、読む人に予測しやすい文章を提供できる人は、伝わる文章の書き手である可能性が大です。

ひとつたとえ話をします。読み手であるあなたはクルマに乗っています。

そしてあなたは、前を走るクルマ(文章)についていかなければなりません。

前のクルマがウインカーを右に出せば、後続車に乗るあなたは「これから右に曲がるのね」と心の準備ができます(安心して追走できます)。

しかし、前を走るクルマがウインカーを出さず、突然右折したら、読み手であるあなたは驚くでしょう。

とっさの右折についていけず、前車を見失ってしまうかもしれません。

あるいは、前のクルマがウインカーを左に出していたにもかかわらず、突然、右にハンドルを切ったらどうでしょう。

あなたはパニックを起こして、ブレーキを踏みそこねたり、ハンドルを切りそこねたりするかもしれません。

なんとも迷惑な話です。接続詞の役割は、ずばり「クルマのウインカー」です。

適切なタイミングで正しくウインカーを出すことによって、読む人に文章の行く先をさり気なく教えてあげることができます。

引用:文章が劇的にウマくなる「接続詞」

上記の説明で、接続詞の役割は理解できたのではないでしょうか。

それでは次に、例文を見ながら接続詞のありなしで、文章がどれくらい読みやすくなるのかを確認していきましょう。

接続詞の具体例

今回は、私の本職でもあるシステムエンジニアについての例文を考えてみました。

エンジニアに向いている人の特徴、その仕事の魅力を伝える文章の一例です。

まずは、接続詞が使われていない、良くない例文です。

システムエンジニアに向いている人は、まず論理的な思考が好きな方が当てはまると思います。

学生の頃に解いていた数学の問題など、公式を使い、順番どおりに計算をして答えを導き出すのが得意だった人です。

システムエンジニアは、プログラミングスキルだけではなく、バグ調査・バグの正しい修正方法を考えるときにも、矛盾がなく、論理的で正しい手順を思考することが求められるため、論理的な思考ができる人が向いています。

システムエンジニアの仕事の魅力は、以下のような場面で、自分の仕事が役に立っていると実感できた時ではないでしょうか。(続く…)

これが接続詞がない文章です。読めなくはないと思いますが、読みやすいとは言えませんね。。

続いて、接続詞が適切に使われた良い例文です。

システムエンジニアに向いている人は、まず論理的な思考が好きな方が当てはまると思います。

例えば、学生の頃に解いていた数学の問題など、公式を使い、順番どおりに計算をして答えを導き出すのが得意だった人です。

というのも、システムエンジニアは、プログラミングスキルだけではなく、バグ調査・バグの正しい修正方法を考えるときにも、矛盾がなく、論理的で正しい手順を思考することが求められるからです。

また、システムエンジニアの仕事の魅力は、以下のような場面で、自分の仕事が役に立っていると実感できた時ではないでしょうか。(続く…)

いかがでしょうか?

このように、接続詞がある場合は、次にくる文章がどんな内容なのかを前もって把握できるため、段落ごとに分断された「文と文の繋がり」がスムーズになっていることを感じ取れたと思います。

この例文では以下の接続詞が、読者の先読みを補助するウインカーの役割を果たしています。

  1. 例えば:次にくる文章がたとえ話だと示す。
  2. というのも:前の文を継承して、話の論点が続くことを示す。
  3. また:今までの話と関連して、別の話を展開することを示す。

悪い例と良い例を見比べてみて、適切な接続詞を入れるだけで文章が読みやすくなることを感じ取って頂けたらと思います。

今すぐ使える接続詞

先程の例文を読み、接続詞のメリットと有効性については理解できたと思います。

ここでは、今すぐ活用できる接続詞を表形式で纏めてみたので、ぜひ、あなたが書く文章にも活用してみてください。

一瞬で文章力がUPしたと感じるはずです。

【言い換える系】

使うタイミング接続詞
短く言い換えて本質を伝えるときつまり
後続内容を強調する硬めの言い換えをするときすなわち
別の言葉で分かりやすく説明するとき言い換えれば
ポイントを要約して伝えるとき要するに
より的確な表現をしたいときいうなれば
隠れ潜む意図をあぶり出すとき裏を返せば

【順接系】

使うタイミング接続詞
接続詞のあと、書き手の判断を示すときだから / ですから / ですので
結果にフォーカスした内容を伝えるときしたがって / よって
理由にフォーカスした内容を伝えるときそれゆえ / ゆえに / そのため
原因・理由のあとで事実を伝えるときそれで
結果がプラス or マイナスな内容を伝えるときそのお陰で / そのせいで / そのせいか
パッとシーンが映る場面転換の効果を出したいときすると
書き手の対応や行動を伝える前のタメを出すときそこで
疑問解消、誤解防止、反論封じをしたいときというと

【逆説系】

使うタイミング接続詞
それまでと相反する内容を伝えるときしかし / しかしながら / だが / ですが
転機をドラマチックに演出するときところが
先行内容を認めつつも、制限を加えるときとはいえ / だからといって / とはいうものの
意見や感情を示す主観性の強い逆説を伝えるときけれども
予測とは裏腹な結果へと行きつくときそれでも / でも / (それ)にもかかわらず
予想外な結果を強調して伝えるときそれにしては

【対比系】

使うタイミング接続詞
強めに対比関係を打ち出すとき○○に対して
対比関係を示す定番な接続詞を使うとき一方(で) / 他方(で)
本来の方向がある文と、本来の方向がない文で対比をしたいとき本来の方向がある →逆に

本来の方向がない →反対に

裏表のある表現と、二面性のある表現を使いたいとき裏表  →(その)反面

二面性 →(その)半面

Aとは対照的なBを表現したいとき○○にひきかえ / ○○とひきかえに
認めながらも、全面賛同はしないときだからといって

接続詞をマスターできる本

この記事では「接続詞」をテーマに文章力をUPする方法を解説してきました。

記事で解説した内容は、以下の書籍の本の一例ですので、更に文章力を磨いていきたい人は書籍も読むことを強くオススメします。

この接続詞の本を使って学習すれば、今まで感覚に頼って書いていた接続詞を意識的に使いこなし、プロのライターと同じようにスラスラと文書が書けるようになります。

苦手意識があったドキュメント作成にも対応できるし、今の仕事や副業でも使えるスキルをマスターできるので、ワンランク上の人材として自分の評価も高まること間違いなしです。

本書が気になった方に向けて、本の目次だけ紹介します。

  • 第1章 接続詞とは?
  • 第2章 言い換える
  • 第3章 順接する
  • 第4章 逆接する
  • 第5章 対比する
  • 第6章 結論を導く
  • 第7章 添加する
  • 第8章 補足する
  • 第9章 選択を促す
  • 第10章 並列・列挙する
  • 第11章 転換する
  • 第12章 例示・仮定する
  • 第13章 主張する
  • 第14章 その他
  • 第15章 助詞
  • 第16章 呼応表現

文章で出てくるほぼ全てのパターンを網羅した接続詞が解説されていますね。

1冊手元において置けば、これから先の長い人生を豊かに生きる強力な武器になるはずです。

まとめ

「1億総書き手時代」の現代では、文章力を伸ばすことはビジネスマンだけでなく、SNSを利用する全ての人に必要なことです。

その文章力を一瞬で伸ばすことができる『接続詞』の使い方をぜひマスターしてくださいね。

文章が劇的にウマくなる「接続詞」