アフリカが世界の中心になる。
2030年には世界の5人に1人(約17億人)、2050年には4人に1人(約25億人)がアフリカ人になるとご存知ですか?
人口の割合を見ても明白ですが、これからは地球の「南」にあるアフリカが経済の中心となっていくと言われます。
今回紹介する映画に登場したアフリカ人の若き起業家「ヘンリー・オニャンゴ」もまた、とても印象に残る人物でした。
今回は、Disney+で配信がスタートされたドキュメンタリー映画「ビッグ・アイディア 世界を変える未来の起業家たち」を紹介していきます。
予告動画
異なる国々から集結した5人の学生起業家が、世界有数のビジネスコンペティションに挑む姿を追ったドキュメンタリー。ハリケーンや、貧困、暴動など、世界の様々な問題を解決するため、彼らは奇想天外なアイデアで挑んでいく!
映画の概要

本作品は、世界中の学生起業家たちが集い、ビジネスアイデアを競っていく「GSEA」というコンペティション(競技会)に密着したDisney+オリジナルのドキュメンタリー作品です。
The Global Student Entrepreneur Awards (GSEA) は1998年、大学に通いながら既に起業している学生達のためのコンペティションとして、アメリカ、セント・ルイス大学でスタートしたそうです。
現在では、Entrepreneurs’ Organization(EO 起業家機構)が引き継いで運営をしています。
GSEAでは、世界中の国から代表者1名だけが世界大会に参加することができ、この映画ではさまざまな背景を抱えながらも夢を追いかける5カ国から来た5人の学生起業家を紹介しています。
ちなみに、日本からもGSEAに挑戦している学生起業家もいるようです。
参考:EO GSEA – 誰よりも早く、世界と勝負する経営者になる。世界学生起業家アワード
印象に残ったシーン
この映画を観て一番印象的だったのが、ケニアの首都ナイロビから参加したアフリカ人の起業家でした。
少し、このアフリカ人起業家のヘンリー・オニャンゴについて紹介します。
ヘンリーが住んでいるのはケニアの首都ナイロビ。

その他のバックグラウンドは、
- 学生版のAirbnb「ルーメート」を創業し、GSEAに参加
- 小さい頃からPCゲームが好きだった
- ケニアでは珍しいPlayStationで遊んでいた
それから、
- ある日、PCのフォルダーをドラッグする動きを見て衝撃を受けた
- その日から人生が変わり、コーディングに夢中になった
- アイディアを形にできる「プログラミング」を錬金術と表現している
というものです。
日本に生まれ、モノやサービスに恵まれて育ってきた自分とは全く違う感性を持っていると感じます。
また、世界を驚かせる偉業を成し遂げ、アフリカ人の底力を証明するというヘンリーの言葉には感情が揺さぶられました。
- 自分はPCのドラッグ処理で感動できるだろうか?
- プログラミングという同じスキルを持ちながら、これほど夢中になって仕事をしているだろうか?
- ヘンリーのように夢を追い、自分の国を世界に証明したいと思っているだろうか?
この映画を観た後、ヘンリーと自分ではこんなにも感性に違いがあるのかと考えさせられました。
まとめ

EV自動車界のトップを走るテスラモーターズのCEOイーロン・マスクは、『現代でインターネットに繋がることは人権に等しい』という価値観で、世界人口の残り半分の人たちにもインターネットを提供しようと動いているそうです。
今後、世界中の人がインターネットにアクセスすることで、発展途上国と言われていた人たちの勢いが更に加速していくでしょう。
そして、ヘンリーのような若きアフリカ人の起業家が世界に挑戦していくことで、近い将来は今とは違った常識で世界の経済が動いていると思います。
この映画は、起業を志す人だけでなく、ルーチン化した仕事をこなすだけで人生に疲れてしまっている人にもオススメです。

最後に、ヘンリーの紹介シーンで流れていた名言を載せておきます。
- みんな何か目的を持って生まれてきたと信じている
- 人間は可能性に限りがあるから怖いのではない
- 可能性が無限だから怖いんだ
ブログを書いている私も、自分の無限の可能性を信じていきたいと思います。