考えたこと

【一生涯労働は辛い】ライフ・シフトー100年時代の人生戦略

戦略

これから先、あなたには死ぬまで一生涯の労働をしてもらいます。

こんな話を突きつけられたら、100%拒絶しますよね。

しかし、これからの時代には、このセリフと同じような現実を突きつけられる人たちが出てくるかも知れません。

今日は「ライフシフト」という本から学んだ、これからの働き方・人生100年時代の生き方について記事を書いてみました。

現代に生きる自分たちがどのような生き方を実現していくべきか、一緒に考えていきましょう!

※記事は3分ほどでサクッと読めるので、少しの間お付き合いください。m(_ _)m

オンディーヌの呪い【浮気して呪いをかけられた男】

呪い

本書の出だしは、オンディーヌという魔女に呪いをかけられた男の寓話から始まります。

本書から引用したので、まずはこの寓話と、本書の問題提起を確認していきましょう。

フランスにこんな寓話がある。妖精のオンディーヌは、いびきをかいて眠りこけている夫のパレモンが不貞をはたらいたことに気づいた。

怒り狂ったオンディーヌは、夫に呪いをかけた。起きている間は生きていられるが、眠ればその瞬間に死ぬ、という呪いだ。

パレモンはこれ以降、目が閉じることを恐れて、一瞬の休みもなしに動き続ける羽目になったという。

既存の3ステージの人生のモデルのまま、寿命が長くなれば、私たちを待っているのは「オンディーヌの呪い」だろう。

永遠に動き続ける運命を背負わされたパレモンと同じように、私たちはそれこそ永遠に働き続けなくてはならなくなる。

どんなに疲れ切っていても、立ち止まれば生きていけないのだから。

人生は「不快で残酷で短い」という、17世紀の政治思想家トーマス・ホッブズの言葉は有名だ。これよりひどい人生は一つしかない。

不快で残酷で長い人生である。

それは厄災以外の何物でもない。休む間もなく働き続け、退屈な日々を過ごし、エネルギーを消耗し、機会を生かせず、そして最後には貧困と後悔の老後が待っているのだ。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

既存の3ステージの人生とは、①教育→②仕事→③引退 という順番で生涯を過ごすライフスタイルのことです。

***

ちょっと怖い未来を見せつけられましたね。

しかし、自分の人生戦略を持たない人は、格差社会で生きる貧困層になってしまいます。

そのような恐ろしい未来から抜け出すための戦略とは何でしょうか。

本書の中から気になった点を、少しだけご紹介したいと思います。

本書「ライフシフト」の著者リンダ・グラットン氏の講演会を纏めた記事もありますので、こちらも是非どうぞ。書籍の内容が分かりやすく要約されています。

人生100年時代、働き方はマルチステージへ

労働市場の移り変わりを理解する

マーケット

まずはじめに気になった話題は、本書の前半で軽く触れらている「労働市場の変化」です。

これからの数十年で、労働市場に存在する仕事は大きく入れ替わると解説されています。

古き職種は淘汰され、新しい職種が出現します。これは、100年前に雇用の多くを占めていた農業と家事サービスの職が大きく減り、オフィス労働者の割合が大幅に増えた現象と同じ動きです。

過去から現代の職種の移り変わりは、現代から未来へも続いていきます。

今後、数十年先の近い未来では、ほぼすべての職がロボットと人工知能によって代替されるか補完され、人間が行っていた労働が消滅するのは必然でしょう。

100年前は農業労働をする人が多くいたかも知れませんが、現代では農業用トラクターなど、便利な機械によって農業は効率化されていますよね。

これはテクノロジーの波が押し寄せてきたときに、必然的に起こりうる現象だと思います。

あらゆる業務がロボット・人工知能の影響を受けていきます。

以下のような職種は、こからは消滅していくと本書で紹介されていました。

  • 事務・管理業務
  • セールスとマーケティング
  • マネジメント

複数のスキルが必要になるマルチステージの人生

マルチライフ

これまでの時代、20代で知識とスキルを身につけていれば、安定したキャリアが築けたかも知れません。

しかし、これから70代、80代まで働くようになれば、労働市場の急速な変化の波もあり、20代で身につけた知識やスキルは40代〜50代では使えない可能性がある」と著者は言います。

その後の数十年を生きていくには、新しいスキルへの再投資が必要です。

著者の講演会を記録した記事から引用すると、マルチステージについて以下のような話がありました。

人々はより多くのステージを経験することになるでしょう。例えば、旅や留学などを通じて幅広い進路を探る「エクスプローラー(探検者)」、自由と柔軟さを求めて小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」、さまざまな仕事や活動に並行して携わる「ポートフォリオ・ワーカー」などです。

そして、こうしたさまざまなステージを行ったり来たりする「トランジション(移行期)」も必要となります。

長時間労働は健康や生産性に悪影響を及ぼすだけでなく、個人的なビジネスを実験的に立ち上げるとか週末に仕事以外の活動に参加するといった、人生のイノベーションを起こすための時間を捻出しにくくなるという弊害も巻き起こします。

80歳まで働き続けるには、幾度かの移行が必要であり、そのための時間を確保しなければならないのです。

人生100年時代、働き方はマルチステージへ

質の高い情報を求めること【情報シャワーを浴びよう】

これは、ぼくの個人的な考えなので、本書の内容とは関係ありません。

ただ、質の高い情報を求めて、「多くの情報を知る」ということも大切です。

本書のような未来の世界をリアルに想像できるような質の高い情報を求めましょう。

受け身になるのではなく、情報シャワーを浴びるかのように、大量の情報をインプットする中で未来予測に繋がる情報を発見できます。

自分以外の人間に頼る生き方ではなく、自分自身で人生を切り開いていくには「主体性」が必要です。

情報社会に取り残され、格差社会の貧困層に追い込まれ、初めて世の中の変化に気づく。

それだと遅すぎです。他責思考で生きてしまった結果だと言われても、反論できないですね。

これからの100年時代の人生設計に必要な情報を集め、自分自身で対処法を考えていきましょう。ネットの情報だけに頼るよりも、多くの本を読み、自分で考えることをオススメします。

【まとめ】自分の人生戦略を自問してみよう

自問する

最後に、本書からの言葉を引用します。

イギリスの経済紙フィナンシャル ・タイムズの土曜版に、著名人の人物像に迫るコ ーナ ーがある。取り上げられた人物は、こう尋ねられる

──「 2 0歳のときのあなたがいまのあなたを見たら、どう言うと思いますか?」

本書では、時間を逆さにして、あなたに同様の問いを投げかけたい。

2 0歳の自分がいまの自分をどう見るかではなく、70歳、80歳、100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考えてほしい。

いまあなたがくだそうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるだろうか ?これは単なる頭の体操ではない。

この問いこそ、長寿化という現象の核心を突くものなのだ。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

本書は少し堅い文章になっているので、著者の問題提起と、その解を読み解くのは難しいと感じました。

でも、著者が伝えたいことは、これに要約されるのかなと。

未来の働き方を想定して、今のうちからしっかりと人生プランを考えよう。

僕も一生涯の労働は嫌なので、本書からの問いかけに自分なりの答えを見つけたいと思います。